総振り返り、2011年から2017年の自分の投資
株・・お金を増やそうとすると必ず減るというリスクが伴う。。
そのリスクは現実と己自身の心の内にある。
心がどういう状態か現実はどういう状態か・・心理と真理を把握せよ。
これが全てである。
7年目の株式投資。200万程の損失だしてしまったこの2年。。
投資が投機になる瞬間・・これは人間の心理や精神状態が大きく影響していると感じます。
やりはじめてから5年は株式投資でほぼ負けなしでこれました。しかし、この2年・・急に投資から投機になり、大損をしてしまいました。
それはなぜか・・
しっかりと振り返り、今後に活かしたいと思います。
2011年
このころから本格的にやりはじめた株
東芝、パナソニック等の超有名、東証1部銘柄でスイングトレードをする。
分析方法等知らず、PERすらわからないこのころ。
それでも、ニュースなどみて、手堅くトレードし、しっかりと利益出す。
年の後半には、オリンパスの粉飾スキャンダルの逆張り等で、営業利益さえしっかりと出ていれば、値は戻す・・ということに気づく。
2012年
引き続き手堅い銘柄で稼ぐ。
手堅い業績とアベノミクスの恩恵を受けて、購入した銘柄はだいたい上昇
ファンダメンタル分析(売上、営業利益、利回り、PER、ROE、自己資本率)
)指標を見たり、世界の経済情勢をニュースや新聞でみたりして勉強する。
この時期も手堅い投資で確実に利益を出す。
2013休場
ある程度株で稼いだ金額を頭金にして、不動産投資をしようと試みる。
そのため、一旦全て現金化
この年は休場
2014年
年末にベネッセの不祥事生地を見つけ、再び株式投資にチャレンジ
(この時のベネッセの顧客情報流出は本業に大きな影響を与えるため、買うべきではなかった)
リクルートに関しては正解。本業が鰻上りだから。
ベネッセは上記のとおり、コロプラは業績が良いが、ゲーム株は息が短く仕手筋のマネーゲーム市場でリスク大。トヨタはこの時期為替リスクが大きく本業の利益に影響を与えていた。
しかし、リクルートの回転などで少しだが利益を出せていた。
2015年
このころから、投資家のブログなどを頻繁にチェックして、IPOなんかも狙うようになる。
ハウスドゥ、UTグループ、加藤製作所、タクミナ、アコム、FPG
その結果、IPOのハウスドゥで3日で50万近く勝つという小バブルも経験する。
この資金でさらに自己投資しようと、株のセミナーに申し込んだり、FPOという投資顧問のプラチナメンバーになって意見交換等をする。より情報を求めた結果、今までと違う視点でみた、タクミナ、UTグループ、アコム、加藤製作所等で取引をする。
この時期に目覚めた感情が
”大きく勝ちたい・・・”
今までの手堅くコツコツの投資方法が崩れ出した時だった。
まだ、タクミナ、UT、FPG・・加藤は途中の決算で下方修正して手放したが、いずれもファンダのしっかりした銘柄で現物投資なので、大きな利益もないが、大損もしないという状況だった。
2016年
グローバルウェイ、キャリア、ベクトル、ハウスドゥ、FVC、タクミナ、UT、りらいあ、プラップJ
年初から、日経平均3000以上崩落、ブレグジットショックと前半で相場が劇的に下がった。
もうすでに投資スタンスは、欲にまみれて崩れていた。
株式分割での上昇狙い、選挙での上昇狙い、IPOのセカンダリー狙い、IPO関連のVC投資。。。ファンダメンタルよりもイベントに偏中した投資になり、一発の大きな利益を狙いに行ってる自分がいた。
”1発で大きな利益をだしたい・・・” そんな欲と焦りが心にあった。
6月まではFVCでなんとか黒字だったが、ここから地獄が始まる。
ついに手を出してはいけないものに手を出した。
信用取引
より1発でおおきな利益をだすために、信用買いをし始めた。
しかもIPOで・・・・
IPOのグローバルウェイに信用で突っ込み、みるみる株価は下落。。
しかし、ミャンマー進出や、株式分割するだろうとか、、根拠のないIRに勝手に期待し、握りきって、140万の損失。
同時期に保有していた、ハウスドゥ、キャリア、ベクトルでもすべて損切り。。
(キャリア、ベクトルに関してはファンダメンタル投資していて、この半年後、株価4倍と2倍にそれぞれなる)
結局大損してこの年は終わる。
この年は、プライベートでも、情緒が不安定で、焦りと不安が常に心を支配していた。
”大きなお金を手にして、安心したい”
そういう気持ちがあった。。この気持ちからしばらく脱却できない。
2017年
U&C、FVC、ソラスト、KIスター
ギャンブルで負けた人間が陥る感情が
”絶対に取り返す・・・”
もっとも危険な感情である。大抵この状態で勝てる人間はいない。
この年は年初からIPOに絞って銘柄を分析し、それでも、ファンダメンタルと市場拡大がみこめる企業にセカンダリーとしてエントリー、もちろん信用で参入。
KIスター不動産、U&C、いずれも好業績銘柄だが、不動産はPERが相場全体で低いため、割安の判断が難しいのと、U&Cは上場したてで価格が安定せずPERも35~40と高めだった。決算が2月で決算またぎでIR(分割等の)を出せば1発が狙えると信用3倍で、外して損。
その後はFVCのZMP相場に乗ろうと、4月からFVCにエントリーし、途中3回ほど含み益60万ほど出る。
しかし、ZMPが上場すれば、必ず200万程の利益がでると思い。ホールド。
11月のFVCのIRでZMP株を4分の1手放したことがわかると大崩落。
結局15万の損切りを余儀なくされた。
今まで利益を出し続けられたのに、なぜこの1年半で急に200万ほどの損失を出すまでに至ったのか・・
なぜ本来勝てる銘柄も握っていながら、大負けを繰り返したのか・・
全ては、不安感情と焦りからである。。
焦り・・・”自分は何に焦っている・・・何に不安を感じている・・”
この感情マネジメントこそが鍵・・
・・・・続く